IL-96

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スペック

機種名 IL-96-300 IL-96M IL-96T IL-96-400
販売開始年月 1989.12 1994.1 1998.4 1999.9
販売終了年月 2010.8 2013.5 2014.8 2015.12
販売価格 117,000 170,000 184,000 190,000
クラス設定 FCY FCY Cargo FCY
最大定員(人) 300 420 - 436
最大積載量(t) - - 71 -
航続距離(km) 11500 12800 5000 10000
巡航速度(Mach) 0.82 0.78 0.78 0.78
燃費 6 6.2 6.4 6.4
満足度(販売開始時) 84 90 86 -
リース - - - -
SO(経由便) -


解説

 IL-96は同志イリューシンが送り出した、最後のソ連製ワイドボディ四発機である。

 先代・IL-86が残念な活躍しかできなかったため、IL-86と共にズルズルと延命され続けていたIL-62をシベリア送りにすべく開発された。
 IL-86の欠点であった『燃費が悪いエンジン』『短距離しか飛べない』『旧態然の航空電子機器』を、長距離国際線仕様の機材として生まれ変わった。

 西側諸国のB767/B757A310に対抗するため、様々な技術革新を盛り込んである。
 高バイパス比ターボファンエンジンを搭載したのは勿論のこと、グラスコックピットやフライ・バイ・ワイヤによる機体制御、ウィングレット(主翼の端っこに付いてる突起のような奴)を搭載した主翼etc……これでもかと言わんばかりの新機軸を詰め込んである。
 一方で開発当時は西側では当たり前になりつつあった2人乗務ではなく、3人乗務であった(のちに改良型で解消される)。

 1988年に初飛行し1993年にアエロフロートで初就航、このままどんどん増備されゆくものと思われていた。
 が、このさなか1980年代後半に始まった東側諸国の資本主義化、1989年のベルリンの壁崩壊、そして1991年にはソ連が崩壊してしまう。
 その結果、東側諸国の航空会社でも西側諸国の機材を購入する動きが加速し、アエロフロートすらA310などを買ってしまった。
 販売に苦戦した一方で開発は続けられ、いくつかのバリエーションを作ったが2009年に旅客機の製造が終了してしまった(軍用機・貨物機は継続)。2016年までにシリーズ全体で製造されたのは26機であった。


ゲーム内では…

 IL-62やIL-86の置き換えに適している。東側諸国では最も優れたワイドボディ機なので使える場面は多い。
 しかし燃費はDC-8-11並なので注意。

Il-96-300...基本形。外見はぱっと見、寸詰まりしたように見えるがこれが普通。
      速さ・航続距離共にA330並なので、そういった路線でも戦える。
Il-96M......-300の胴体を延長したもの。これ以後、二人乗務で済むようになった。
      シリーズでは最長航続距離を誇り、B767と戦うことも不可能ではない。
Il-96T......-96Mを貨物型にしたもの。
      積載量はMD-11F並なのに短距離しか飛べないのが残念。
Il-96-400...-96Mの改良型。エンジン改良で旅客定員が増えたよ!(航続距離は減ったよ!!)
      経由便なんかで使う場面はわりと多いとの声も。

この他にプーチン大統領専用のIl-96-300PUや軍用機などがある。


コメント

  • 西側メーカーの値段が上がり過ぎるので独占高需要路線向けにはアリ --- (2018/03/14 16:17:54)

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  • 最終更新:2023-09-02 21:10:33

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